郷土連絡委員会
首都圏佐渡連合会         委員長 榎谷 端夫
文化芸能部会部会長 伊豆野 泰弘
第12回文化講演会 21/04/29
開催日   2019年(令和元年)7月13日(土曜日)
 場 所   表参道・アイビーホール青学会館
出席者数    143名
演 題    来島400年 山師(やまし)の先祖から
 ― 鉱山・廻船・文化 ―
講演概要     先祖山本清九郎は、福井藩士の子息に生まれ、寛永7年(1630)、17歳の時、佐渡に渡り、相川に住し、山師となった。40年稼ぎ、真野新町に転居した。
以後、二代・半右衛門は、特に廻船で産をなし、本陣となった。六代は一年間大阪で学び、町年寄りとなって、文化的方面に向かった。
それは近代になっても続いている。
講演者    歴史研究家 山本修巳 氏
講演テキスト     来島400年 山師(やまし)の先祖から (pdf)
プロフィール

  1938(昭和13年)、佐渡市真野新町に生まれる。佐渡高校を経て1961(昭和36年)国学院大学文学部を卒業後、主に佐渡市の高等学校教諭を歴任し、1999年(平成11年)に定年退職。新潟県文化財保護連盟理事。前佐渡市文化保護審議会会長。佐渡良寛会会長。佐渡俳句協会会長。新潟日報文化賞受賞。
(著書)「佐渡の方言」「かくれた佐渡の史跡」 「佐渡のうた」句集「花麝香」「来島の文化人/蔵からのささやき」ほか多数
     開講挨拶する首都圏佐渡連合会・山本顕男会長
江戸時代に真野新町で佐渡奉行の本陣を務めた山本半右衛門家の第12代目当主・山本修巳先生に佐渡の歴史・文化、風俗について語っていただく。
講演ブログ    佐渡市東京事務所ブログ―第12回文化講演会【報告】―


第11回文化講演会 21/04/29
開催日   2018年(平成30年)8月4日(土曜日)
 場 所   表参道・アイビーホール青学会館
出席者数    107名
演 題    佐渡四方山(よもやま)話
 ― 現在につながる佐渡人脈 ―
講演内容   

現在各界で活躍されている佐渡人脈や、そのルーツなどについての四方山(よもやま)話。

講演者    郷土史研究家 渡辺 和弘 氏
講演テキスト     ① スライド:佐渡よもやま話~現代につながる佐渡人脈~ (pdf)
② テキスト:佐渡よもやま話(現代につながる佐渡人脈) (pdf)
③ 動画:佐渡よもやま話(現代につながる佐渡の人脈)ダン渡辺 (YouTube)
プロフィール

    昭和22年生まれ、両津高校 ― 同志社大学。現在、両津夷でメンズショップ゚経営。郷土史や民謡を研究し、「佐渡ジャーナル」「島の新聞」「佐渡郷土文化」「朱鷺」等を執筆、著書に「佐渡の民謡」がある。ブログ「佐渡人名録」(他に佐渡なんでも)・「佐渡の民謡」・「青春彷徨のうた」やフェイスブック等で佐渡関係情報を発信。
 県青少年育成委員・市地域審議会委員・同公平委員・同社会教育委員・両津小PTA会長・両津高校同窓会長・両津.ミニバス総監督・両津英会話クラブ・両津ダンスクラブ代表などを歴任。趣味は、ラクビー観戦・フォークソング(※)
※大学の同年、ラクビージャパン監督小藪修、フォークソングの神様 岡林信康の影響による。
     開講挨拶する首都圏佐渡連合会・坂田正通会長
佐渡市両津夷在住の郷土史研究家の渡辺和弘様に『佐渡四方山(よもやま)話』と題して、「現代につながる佐渡人脈」について講話を行っていただく。
講演ブログ     「佐渡市東京事務所ブログ―第11回文化講演会「佐渡四方山(よもやま)話」が開催されました。」


第10回文化講演会 21/04/29
開催日   2017年(平成29)年6月18日(日曜日)
 場 所   表参道・アイビーホール青学会館
出席者数    100名
演 題    長谷寺(ちょうこくじ)と佐渡
講演内容   

・長谷寺を訪れた歴史上の人々
・長谷寺と佐渡観光

講演者      真言宗 長谷寺 住職(豊山派 佐渡市畑野長谷)
富田寶元(とみたほうげん)
プロフィール

  昭和15年12月15日 畑野町に生まれる
昭和34年 3月  佐渡高等学校卒業
昭和34年 4月  大正大学入学(住職取得)
平成 5 年 5月  長谷寺第53代住職就任
平成13 年 3月  新穂役場退職
平成21 年 4月  真言宗豊山派佐渡支所長就任
平成22 年 4月  「佐渡住みよい会」会長就任
            現在に至る。


第9回文化講演会 21/04/29
開催日   2016年(平成28年)7月31日(日曜日)
 場 所   表参道・新潟館ネスパス
出席者数    92名
演 題    佐渡ジオパークの魅力
―豊かな自然や大地、歴史・文化を活かした取り組みを通して―
講 師   

佐渡ジオパーク推進協議会顧問
  渡邊 
剛忠(よしただ)

プロフィール
(2016 当時)

   1941年(昭和16年)生まれ。佐渡市上長木出身、佐渡高等学校、新潟大学教育学部を卒業後、佐渡島内の高等学校教諭、新潟市教育委員会、県教育庁高等学校教育課管理主事・同係長などを経て、1996年両津高等学校長、1998年佐渡高等学校長、2006年佐渡市教育長、2010年佐渡市教育委員会 佐渡学センター所長(兼市立佐渡博物館館長)を歴任。
佐渡市教育長就任後、佐渡金山を中心とした世界文化遺産登録活動、佐渡ジオパークの日本認定の取り組みにあたる。
高等学校勤務時代、佐渡島の化石や地層(泥岩)に含まれるタンパク質・アミノ酸や有機物の調査・分析にあたり、島の生い立ちに興味を持ち、大学や研究団体の調査に参加する。
 2015年佐渡を世界遺産にする会副会長、2016年佐渡市教育教育委員会佐渡ジオパーク推進協議会顧問、現在に至る。


第8回文化講演会 21/02/26
開催日   2015年(平成27年)8月1日(土曜日)
 場 所   表参道・新潟館ネスパス
出席者数    95
演 題   

佐渡金銀山の芸能文化遺産 ―解説と実演―

講 師   

佐渡草の会代表 飯山 (ひろし) 氏.
         (佐渡市相川在住)

プロフィール
(2015 当時)

   1932(昭和7年)、佐渡市相川(昭和16年)生まれ。1951(昭和26年)から相川郵便局に奉職し39年間勤め定年退職。

1976(昭和51年)、佐渡島の山の味・海の味を楽しむ「佐渡国・草の会」を立ち上げ、併せて金山町に埋もれている「春駒」を継承、「やわらぎ」を復活。その他厄払い唄、水金節、古相川音頭、御前踊り、蓬莱祝い唄などの唄と芸を再現、文弥節を習得、CD等に収録。

2002(平成14年)に「世界遺産を考える会(田中圭一会長)」から「ふるさと文化賞」を受賞。現在、金山芸東京支部を発足させ、関東地区でも活躍している。

.
講演概要     相川金銀山およびその周辺に伝わっていて復活させた①厄払い唄、②相川の春駒、③祝い唄蓬菜こと やわらぎ節、④水金節(ひやかし節)、⑤古調相川音頭、⑥文弥節(古浄瑠璃)などを手作りの資料と実演を交え、1時間半余にわたって詳細に解説されました。
 講師の具体的、且つ分かりやすい解説のほか、やわらぎ節、相川春駒の荘重にしてユーモラスな口上と実演の動作に、感銘を受けながら鑑賞していました。
 佐渡そして佐渡金銀山について、史跡を中心とした考察とは異なる角度からの解説に、さらなる理解を深めることができた様子でした

開講挨拶する
首都圏佐渡連合会
坂田正通会長
 
   
講演会場風景
(満員の95人の方々が
参加)
 
   


第7回文化講演会 21/02/26
開催日   2014年(平成26年)6月21日(土曜日)
 場 所   表参道・新潟館ネスパス
出席者数    91
演 題   

世界遺産登録を目指す「佐渡金銀山」
その歴史と金銀山が育んだ佐渡の文化 ―

講 師   

新潟県教育庁 文化行政課世界遺産登録推進室

副参事 余湖 明彦 
             (旧佐渡畑野町小倉出身)

講演概要  

世界遺産登録を目指す佐渡金銀山の歴史とそこから育まれた佐渡の文化など。

プロフィール
(2014 当時)

 

1964年2月8日、旧畑野町小倉生まれ。佐渡高等学校、慶応義塾大学文学部史学科を卒業後、1986年より新潟県の高校日本史の教員として教鞭をふるう

1997年から1999年まで佐渡総合高校で教鞭を執り、同校所蔵の歴史資料「橘鶴堂文庫」(きっかくどうぶんこ)の管理をする傍々、郷土史の研究に取り組む。

 2001年から2004年ま佐渡高校で歴史講座を担当する。
 2005年に新潟県教育庁高等学校教育課指導主事となり、その後、文化行政課世界遺産登録推進室主任調査員、県立文書館副館長を経て、2013年より現職。現在、文献史料をもとに佐渡金銀山の価値についての調査研究を進め、世界遺産登録のための推薦書作成に取り組んでいます。


第6回文化講演会 21/02/13
開催日   2013年(平成25年)6月22日(土曜日)
 場 所   表参道・新潟館ネスパス
出席者数    78
演 題    佐渡の鬼太鼓 ― それぞれの「おんでこ」 ―
講 師   

NPO法人佐渡芸能伝承機構

理事長 松田 祐樹 氏 (旧 両津市出身)
講演概要  

佐渡を代表する芸能「鬼太鼓」について、私は鬼太鼓を5つの型に分けて考えています。例えば、
「豆まき型」は豆まきの翁が太鼓に合わせて踊る。
「一足型」は鬼が片足で踊る。「前浜型」は二匹の鬼が笛と太鼓に合わせて踊る。「花笠型」は花笠踊りの演目の一つで鬼は一匹。「潟上型」は阿吽一対の鬼が一匹ずつ交互に舞う。

また、各地区で受け継がれている型として。両津地区では潟上型・前浜型・花笠型、相川地区では豆まき型・一足型・潟上型、小木地区では豆まき型・一足型、金井地区では潟上型、佐和田地区では豆まき型・潟上型、畑野地区では潟上型・前浜型、羽茂地区では豆まき型・一足型、真野地区では豆まき型、潟上型、赤泊地区では一足型・前浜型、新穂では潟上型が継承されている。

講演テキスト

 
   スライド:佐渡の鬼太鼓 ― それぞれの「おんでこ」 ― (pdf)
プロフィール
(2013 当時)

   1959年8月4日、旧両津市夷生まれ。父の影響で小学1年から鬼太鼓を始め、現在も「春日鬼組」(旧両津市)の一員として鬼太鼓をたたく。祭り好きを自在。20代後半から島内各地の鬼太鼓と祭礼に興味を持ち、見て回る。 平成17年から19年まで新潟日報に「祭りを歩く」を掲載。有限会社松田製作所の代表取締役を務める傍ら、平成20年「特定非営利活動法人佐渡芸能伝承機構」を創設し、理事長に就任。佐渡の祭り、芸能の継承に情熱を注ぐ、大きな取組の一つとして、島外の学生に参加を呼びかけ、祭りの体験をしてもらうことによって地域や集落との結びつきを深め地域振興課に貢献している


第5回文化講演会 21/02/13
開催日   2012年(平成24年)6月16日(土曜日)
 場 所    表参道・新潟館ネスパス
出席者数     93
演 題     写真で語る本間雅晴論― 東条英機との確執 ―
講 師    ジャーナリスト 岩田 雅 氏(旧金井町出身)
講演内容   佐渡の生んだ「悲劇の将軍」とよばれる「本間雅晴中将」の生涯、知られざる真実の姿にお話しなど。
プロフィール
(2013 当時)

   1946年(昭和21年)、佐渡市(旧金井町)生まれ。佐渡高校を経て1970年に早稲田大学文学部人文専攻科卒業。同年共同通信社入社。
 1978年フランス政府給費留学生としてパリ・ジャーナリスト養成所留学。パリ、ロンドン、ブリュッセル支局勤務を経て東京本社外信部などに勤務。最後は編集委員兼論説委員にて退社。 主著は「世界の大都市パリ」(平凡社) [世界の地下経済](同文館) 写真集「皇太子ご結婚」(共同通信社)など。長期連載は[鬼太鼓の鬼 パリを打つ](タウン誌)など鬼太鼓のシリーズの集大成、再編成に取り組んでいる。.



第4回文化講演会 11/07/25
  開催日  平成23年6月18日(土曜日) 
  場 所   新潟館ネスパス http://www.nico.or.jp/nespace/
 出席者数  93名
  演 題  「新しい北一輝像 - 国賊ではなかった -」
  講演者  中川 芳郎    - 旧畑野町出身 -
       プロフィール
       1942年畑野町に生れる、1961年佐渡高校卒業、1966年東京大学フランス文学科卒業、
       医学書院入社。1969年「埋葬」が群像新人賞準賞、翌年9月号群像に掲載。
       単行本「埋葬」に大江健三郎氏の推薦文を頂く。1972年群像4月号に
       「島の光」発表、同年芥川賞候補となる。1987年「蜜月旅行」(沖積舎)刊行、
       1991年「BMWで行こう」(沖積舎)刊行、2003年医学書院定年退社。
       現在小説「悪霊・北一輝異聞」を「佐渡郷土文化」(山本修巳)に連載中。

冒頭挨拶する摩尼義晴会長

 佐渡の英雄とも云うべき北一輝は佐渡中学第1期生(9名)の一人で
 飛び級(1年→3年)するぐらい優秀あったことなど紹介する。
講演する中川芳郎氏-1

 北一輝の処女作「国体論及び純正社会主義」(23歳で発表刊行:一週間後に発禁)の内容は法学・哲学・政治学・経済学・生物学など多岐に渡るが、それらを個別に論ずるのではなく、統一的に論ずることによって学問の体系化を試みたもので、これを分かりやすくユーモアを交え解説する。
講演する中川芳郎氏-2

 生い立ち、社会環境、宗教、出版活動、エピソード(事件)等から「北一輝」像を語る。
 ・法華経「一念三千」の世界。
 ・「日本改造法案大綱」を大正十二年に出版(現憲法で7割が実現され
  ていると言われる)
  二・二六事件の首謀者である青年将校らに影響を与えたと言われている
 ・北一輝「霊告日記」の内容。

第3回文化講演会
  開催日   平成22年6月05日(日曜日) 
  場 所   新潟館ネスパス 
  演 題   「佐渡のやきもの」
  講演者   伊藤 赤水
        プロフィール
        四代の長男として昭和16年相川で生まれ、京都工芸繊維大学窯業科を卒業後、
        三代の祖父から無名異焼の技術を学ぶ。1981年米国スミソニアン博物館で開催の
        「日本現代陶芸展」に招待出品され、世界的にもその名が知られるようになる。

第2回文化講演会
  開催日   平成20年11月24日(日曜日) 
  場 所   新潟館ネスパス 
  演 題    「トキと共に40年」
  講演者   近辻 宏帰
        プロフィール
        1967年、24歳の時、佐渡トキ保護センターの開設にあわせ、絶滅が危惧されるトキを守るため、
        東京から見知らぬ佐渡にやってきた。当時、野生のトキは10羽ほどになっていた。
        初めて見たトキの美しさに感激、この鳥を守り、増やしていかねばという使命を感じる。

第1回文化講演会
  開催日   平成20年3月15日(日曜日) 
  場 所   新潟館ネスパス 
  演 題   「直江山城守兼続と佐渡」
  講演者   山本 修巳
        プロフィール
        佐渡市文化財保護審議会会長で『佐渡郷土文化』を主宰

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